2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

後期高齢者を生きる=登り階段よりも下り階段の方が楽か?

山や階段をイメージしてほしい。 下りだからと行って身体への負担が軽くなるわけではない。とりわけ股関節や膝関節が弱くなる中高年層にとっては下りもきつい。そして日本の人口構成はまさに中高年層が大きな比率を占めているのだ。 ところが公共交通機関に…

後期高齢者を生きる=下り坂に向かって

この5月で75歳を迎えた。紛れもない後期高齢者だ。これからの日々は「人生の下り坂に向かっている」と思って暮らすことに。

閑居の窓から=我が家の震度可視化装置

25年ほど前に購入した中古マンションの部屋の天井からぶら下がっていた吊るし電灯。入居以来この電灯を点けた回数は片手で数えるほどで、いわば無用の長物。 ところが、この無用の長物が存在感を発揮する時がある。それは地震発生時。 地震発生を知らせて…

閑居の窓から=「クリムト展」と少年

混雑を避けてGW直前に東京都美術館で開催中の「クリムト展」を観に行った。 1995年にウィーンの美術館でクリムトの作品を観た時は、金ピカ装飾の退廃画家の印象しか残らなかったが、今回、作品群をじっくり眺めて、「曲線の名手」、「極彩色遣いの名手…

閑居の窓から=高学歴と低賃金

今から15年ほど前になるが、私は定年退職直後に「定年記念」と称してハーバード大学サマースクールの英語プログラムに参加した。 還暦を迎えて、体力・集中力・記憶力の衰えを著しく痛感する私が、世界から集まったやる気満々の子どもや孫に近い世代と机を…