78才の言訳:猛暑対応は先ず昼寝から

 

5月に78才を迎えた。行く先が長いのか、短いのか、見当もつかないが、

梅雨も明けないうちから最高気温31度以上の日々が始まり、気のせいか救急車の出動も耳につく。

 

いよいよ恒例の猛暑対応訓練を開始するか。

 

我が部屋は、室温28℃で湿度は78%、エアコンの出番には気温が少し低いので、

首振り扇風機を回しながら、横になって一息つくか。

 

昼寝は布団よりもクッションに横になった方が落ち着くのよね。

 

 

老いの些末記=寒気への重装備

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窓を閉め切り、ヒーターの温度を「高」に設定しても足元が寒い。私はこれまで寒冷期は膝サポーターのみで凌いできた。若い頃の自己流ジョギングで膝を傷めてからは寒冷期になるとズキズキ傷むからである。 

しかし、後期高齢者入りをすると膝サポーターだけで寒さを防ぐのは不十分のようだ。

 

で、近所のインナー・ホームウェア専門店に出向くと、膝用・足首用・大腿部から足首カバー用・厚手モコモコのタイツに到るまで寒気対策用品がずらり並んでいる。 

その中から、「よりどり3品税抜き千円」で、腹巻1枚、足首用レッグ・ウオーマー2本を購入し、帰宅後、膝サポーターの上からレッグ・ウオーマーを着けて厚手のソックスで足を覆うと、目に見えて暖かさを実感できた。腹巻の出番はもう少し先になりそう。

 

しかし、高齢期の寒気対策にこれほどの重装備が必要となると、手指や足腰の関節が不自由になった場合は、毎日大仕事になると思った。

 

後期高齢者を生きる=カフェ二態

先日暑さに耐えきれず、一休みを兼ねて読書でもと日本橋のカフェチェーン店に入り、なんとか空席を見つけて腰を落ち着けた。

 

ところが、5分もしないうちに右隣の中年女性二人の周囲を憚らない早口・大声のお喋りに気がつき、慌てて空席を探したが見つからない。 

私が本を読み始めても件の女性二人は声を潜めるどころか、まるで私に聞かせようとしているのではと、邪推したくなるくらいにさらに声が大きくなった。 

私は「ああ、珈琲代を損したな」と心の中で舌打ちしながら本に目を通していたが、程なくして、かなり奥の隅に空席ができたので喜々として移動したが、二人の女性の声はそこまで朗々と響いてくる。周囲でPC作業に集中している多くの人たちへの気遣いは一欠片もなさそうだ。

 

しばらくして、私の隣でPC作業をしていた若い男性の代わりに若いおしゃれなカップルが座ったので、「この美男美女の弾む会話に耐えなくては」と私は心づもりをした。 

ところが隣席のカップルから一言も言葉が発せられない。見ると珈琲を前にした二人はそれぞれのスマホに見入って互いの顔を見つめる事もなかった。

 

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後期高齢者を生きる=今日が最後の真夏日であってほしい!

9月も既に17日なのに今日の予想最高気温は30℃、

明日の予想最高気温は21℃に急降下して、その後は26℃~22℃の間が続く。 

あー、今日が最後の真夏日であって欲しい。 

ちなみに私の夏の基準は、真夏日=30℃~33℃。酷暑日=34℃以上。

 

今年の夏は34℃以上の酷暑日が延々と続いて、いつも私を悩ます蚊や、晩夏を告げるアブラゼミをとんと見かけない。みんな酷暑で息も絶え絶えなのだろう。

 

後期高齢者の私もヨレヨレだ!!

 

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後期高齢者を生きる=ヘバーデン結節とガングリオン

ある日の友人とのメールのやりとり。

 

(私):このところ携帯メールを多用しすぎたか左親指腱鞘炎です。

で、携帯メールは当分やめますね。

それでなくても高齢者は関節を痛めやすいのに

自信過剰でした

 

(友人):お大事にしてください。

ついつい、直ぐに送れる方を選んでしまいました。すみません

 

(私):いやいや、貴方が謝ることはありませんよ、私の身から出た錆です。 

 

Windows出現前のPCー98時代からのPC操作歴、

おかげで両手指の大半がヘバーデン結節で指先が勝手な方向に曲がり、

親指の根元にはゼリー状の塊ガングリオンができ、

これが神経とぶつかって痛いし、

 

まあ、定年まで勤められたキャリアの勲章と思っていますが、

こういう後遺症の保有者なので、携帯メールのやり過ぎは

腱鞘炎になることを自覚すべきでした。

 

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(友人):職業病なのですね。これから同じような人が増えてくると思います。
将来はスマホ病が出るのでしょう。

 

(私):そう、職業病という勲章と生涯付き合うことに。

まあ、命に別状がないので、多少の節々の痛みは宥め、宥めして。

 

それより四六時中スマホに見入っている方々に将来現れる

あらたな機能障害が心配。

何しろ依存症状態ですから、

視力・肩こり・腱鞘炎よりも、脳への影響が取り沙汰されていますものね。

 

後期高齢者を生きる=スマホ・アプリのシルバー特典

近所にあるコーヒーチェーン店を長い間愛用してきた。当初は小銭を準備する煩わしさから解放されるプリペイドカードの便利さと、そのカードの入金時や珈琲注文時にポイントがつくお得感が魅力だった。

 

ところがある時期から、自己申告ながら、60歳以上の顧客にブレンドコーヒー一杯につき50円割引されるシルバー特典が付加されてさらにお得感は増した。

 

しかし、今はその珈琲チェーン店に通っていない。これまでのシルバー特典はプリペイドカードに有効期限付きの年間パスポートが貼られていて、注文時にそれを提示すればよかったが、ある時期からスマホ・アプリ提示に変更されたのだ。

 

おかしなもので、スマホ・アプリの特典を使わなければ以前の状態に戻るだけなのに、何だか損した気分になって他の珈琲チェーン通っている。まあ、その珈琲チェーン店がシルバーのたまり場と化しているのも足が遠のいた要因だが。

 

私は長年PC愛用者で、スマホはこれからも使わない。保有する携帯電話は通話とショート・メッセージ・メールだけを使ってネット接続もしていない。

なぜなら、未だに携帯電話、スマホのセキュリティを信頼していないから。

 

国策ともいえる「キャッシュレス時代」に向かって、これからも増え続けるスマホ・アプリによる一切の「お得」に背を向けることになっても。

 

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後期高齢者を生きる=回想(8)サッチャー首相の民営化株

1979年に誕生した英国のマーガレット・サッチャーを首班とする保守党政権は、それまで続いた高福祉の社会保障政策の維持とそれに伴う社会保障支出の拡大を掲げ、政府部門の経済を削減する為に国営の水道、電気、ガス、通信、鉄道などの事業の民営化を打ち出した。

 

その噂は、サッチャー首相の民営化株は確実に値上がりして儲かるという下馬評と共に、民営化に伴う公開株は通常の取引とは異なって購入手数料や税金がかからないメリットもあって、当時の日本の投資家の期待を大きく膨らませた。

 

かくいう私も、お付き合いしている証券会社の女性担当者の勧めを受けて下図のように、BG(ブリティッシュ・ガス)株、千株を1986年(昭和61年)~1988年4月にかけて3回の分割振込で、次いでBP(ブリティッシュ・ペトロリアム)二千株を1988年4月~翌年4月にかけて3回の分割振込で、それぞれ購入した。

 

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もっとも、民営化株第1弾の、確実に大きく値上がりすると下馬評のあったBT(ブリティッシュ・テレコム)株については、証券会社は大口顧客を優先的して、私のようなささやかなOL投資家にはお話がなかったのである。