後期高齢者を生きる=「空蝉モード」

この1カ月近くボンヤリする時間が増えた。

椅子に座って机の上に足を乗せ、あるいはクッションに身を沈め、30分でも1時間でもそのままの状態でいるのが心地良い。名付けて「空蝉モード」。

 

私は会社員時代の40年間、その後の定年退職からの15年間、ずっと目的・意識的に生きてきた。朝目が覚めた時にはその日にやる事と1週間の予定は決まっており、その上1ヶ月間のあらかたの予定も埋まっていた。

 

しかし、最近はそのメカニズムが働かない。むしろ、ボンヤリする、ウロウロする時間が増えてきた。 

おそらく、これまでに私の頭と身体にギシギシ詰め込んできた諸々を追い出す作業が始まっているのだ。一度「抜殻」になるために。

 

f:id:K-sako:20131101175521j:plain