閑居の窓から=オーバードクターだからなあ!

今から40年近く前の話だが、私よりかなり若い元の同僚からの、当時取締役を務めていた上司に挨拶に伺いたいとの電話を私が取り次いだ。

 

彼女は大きな総合病院のしかるべき地位にいた医師の娘で、結婚前の社会勉強としてお勤めをするという、当時の表現で言えば「腰掛OL」的な存在で2~3年務めて退職したのだった。

 

そんな彼女が今更ご挨拶とは、と、怪訝な表情をした私に、「彼女は婚約者を当社に採用して貰えないかと、彼を連れて来るのだよ。しかし、オーバードクターだからなあ!」と、上司は浮かぬ顔で説明してくれた。

 

そして、その話はそれっきりで終わった。

 

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